2012年7月8日日曜日

aerobic exercise 元気で長生きの秘訣・・・



aerobic のaero-は、ギリシャ語由来でair(空気)を意味する連結形。aerobic で「空気(酸素)を必要とする」という形容詞。exercise は「運動」「練習」という名詞。動詞にも使う。aerobic exerciseは「空気(酸素)を必要とする運動」で、「有酸素運動」と訳される。
長距離を歩く、走る、泳ぐ、自転車をこぐなど、激しさが中程度の運動を長い時間をかけて行うのがaerobic exercise。多量の酸素を体内に取り込むことによって、まずglycogen(グリコーゲン=糖質)を、ついでfat(脂質)を分解し、筋肉を収縮させるエネルギーに変える。心肺機能がたかまり、生活習慣病の予防や改善、シェイプアップにもつながるので、世界中で人気を博している。また、ややきつめのaerobic exerciseは、骨の成長を促がし、男女ともに骨粗鬆症のリスクを下げることが明らかにされている。
この言葉の生みの親は、米空軍の運動生理学者だったケネス.H.クーパー博士。1969年に著書「エアロビクス」を出版し、有酸素運動の科学的プログラムを世に送り出した。 運動不足が問題になり始めたころで、この本はたちまちベストセラー。以後、博士はクーパー研究所を設立し、運動の普及に努めている。aerobic exerciseの一つで、アップビートの音楽に合わせて体を動かすAerobicsも博士の考案。女優のジェーン・フォンダが発表したworkout(練習)ビデオが大当たりし、80年代に大流行することになった。
aerobic exerciseは、今や多様化。米国のジュディ・シェパード・ミセット女史が70年代から始めたフィットネス・ダンスのJazzercise(ジャザーサイズ)は、世界中で展開されているほか、ボクシングの動きを取り入れたエアロビクス体操のcardio-boxing(カーディオ・ボクシング)も90年代以降流行している。
さて、aerobic exerciseを長年続けるとどうなるか?―スタンフォード大学医学校の研究チームは、中高年者の習慣的なランニングの効果について21年間にわたって調査、2008年8月11日付の医学誌アーカイブズ・オブ・インターナル・メディシンに発表した。論文のタイトルはずばり、”Reduced Disability and Mortality Among Aging Runners”で、「ランニングをする高齢者は、しない人よりも長生きし、身体に障害を抱えることも少ない」という結論。 
調査の開始は1984年で、50歳以上が対象。ランニング・クラブに所属するグループと、運動習慣のない健康なグループを追跡調査し比較すると、19年後、運動習慣のない人の34%が死亡したのに対し、ランニングをする人の死亡率は15%だったという。当然といえば当然だが、〝無理は禁物〟。Take it easy!