2012年6月16日土曜日

goodbye note さようならだけが人生さ・・・



Goodbye noteはgoodbye(さようなら)をいうためのnote(短い手紙)。別れに際して出す手紙をいい、遺書なども含む。とくに、アメリカでは、When you're leaving a company, you may write a farewell letter to say goodbye and thank your co-workers.(会社を辞めるときに、会社の同僚にさようならとお礼をいう、お別れの手紙を書く)。farewell thank you noteを指す。最近は、メールが多いから、goodbye emailか。
ウォールストリート・ジャーナル(6月15日付)は、“Facebook Tech Chief Taylor to Depart”(フェイスブックの技術主任のテイラーが辞意)と報じた。同社の〝看板男〟のChief Technology Officer (CTO=チーフ・テクノロジー・オフィサー) のBred Taylor氏は、この夏退社後、別の会社を設立することになり、フェイスブックにgoodbye noteを発表した。米国の経済界、とりわけIT分野では、こうしたことは日常茶飯事であるが、マーケットでは上場して間もない株価がニュースを嫌気して値を下げた。
手紙には、同社の創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグに特別の感謝を捧げたいとしたうえで、“You’ve not only been my boss for the past three years, but my mentor and one of my closest friends.” (君は過去3年間私の上司であっただけでなく、メンターであり、親しい友人の1人だった)と述べている。
さて、2011年9月13日CNNは、“Trapped man, 85, wrote goodbye note before rescue” (苦境に陥った85歳の男性が救助前にさよならの手紙)と報じた。ロバート・ポーター氏は、テキサス州カービルの近くの山道を走行中に車が道をそれて、谷間にはまって身動きできなくなった。食料もなく、水が240㍉㍑あるだけで、気温は30度以上の猛暑。車のホーンを鳴らし続け、バッテリーはなくなり、40時間がたとうとしていた。ポーター氏は死を覚悟して、車の肘掛けにペンで〝遺書〟を書き残した。
“One thing I wrote, the very first, was, ‘This is an accident,’ Because I was afraid somebody might think I committed suicide” (1つだけ書いておく、まず第1に、これは事故だ。なぜなら、誰かが私が自殺したと考えるのを、私は心配するからだ)と。
ポーター氏は、脱水症状にみまわれたが、さいわい救出されたという。俺は決して自ら命を絶つような弱虫じゃない。アメリカの古きよき時代の男の意地を見せたかった、ようだ。
ところで、「さようならだけが人生さ」は英語で何というか?答えは、Life is a Series of Hellos and Goodbyes.


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