2012年6月27日水曜日

bath salts 人をzombieに変える恐ろしいdrug・・・



 bath saltsは「バスソルト」「浴用塩」のこと。だが、最近、問題になっているのは、MDPVと呼ばれる methylenedioxypyrovaleroneという非合法の合成ドラッグ(synthetic drug)の別称。あるいは、methyloneとかmephedrone。これを使用すると、中枢神経をやられて、幻覚とともに、たとえば人肉を食いちぎるといった凶暴な行動に駆り立てられるという。
 カナダのCBCニュース(6月25日)は、“What are 'bath salts'? A look at Canada's newest illegal drug”(〝バスソルト〟とは何か?カナダで新種の非合法ドラッグを一見する)と報じた。
 その中で、バスソルトという一見無害な名前のドラックが出回り始めていると警告した。
 事件はこの5月にフロリダ州マイアミで起こった。このドラッグを使用した31歳の男が服を脱ぎ捨てて素っ裸になり、同じく裸のホームレスの男の顔に噛みついて人肉を食べたという。駆けつけた警察官はやむなく射殺したという。蘇る死者ゾンビーそのもので、この事件は俗に、“Miami Zombie Attack”(マイアミ・ゾンビー襲撃)と呼ばれ、世間の耳目を集めた。
 ただし、6月27日配信のAP通信は、Medical examiner rules out bath salts in Miami face-chewing attack(マイアミの顔を囓った襲撃事件について、医学検査管はバスソルトを除外)と報じ、問題の男はマリファナを吸引していたが、その他の薬物は体内から検知されなかったと述べている。
 その後、ニューヨークでもこのドラッグを使った女性が警察官に噛みつき、ルイジアナ州でも男がルームメートを食べたと伝えられる。
 bath saltsはこの春カナダに上陸したとのうわさが流れたが、先週、トロントで警察官2人が、クスリの影響でraging man(猛り狂った男)を逮捕しようとして、顔や手の骨を折る大けがを負わされたという。専門家は、bath saltsをこれまでみた最も危険なドラッグと言っている。
 このドラッグは、amphetamines(覚醒剤)の何倍も強い効果があり、hallucinations(幻覚), paranoia (偏執狂)violent behavior(暴力的行動)を誘うほか、heart attack(心臓発作)kidney failure(腎臓障害)liver failure (肝臓障害)やsuicide(自殺)をもたらすという。
 Like any designer drug, the exact composition of each batch can vary widely and in this case the drug can be smoked, snorted or injected.(あらゆる合成麻薬と同様に、一回、一回分の含有成分には差が大きく、使用方法は喫煙、鼻からの吸引、注射もできるという)
 ところで、名前の由来について、The name may also come from the resemblance the white crystals share with legal bath products, such as Epsom salts.(バスソルトの名称は、ドラッグの白い結晶が、エプソム・ソルトなど合法的な入浴剤に似ていることによる)という。