2013年3月20日水曜日

defriend 何ごともほどほどに…

Illustrated by Kazuhiro Kawakita


 defriendは、カタカナ読みで「ディフレンド」。friendは「友達」で、その前のde-は否定を意味する接頭辞。インターネット用語で動詞として使われ、“to remove a person from one's list of friends on a social networking site”(ソーシャルネットワークの友達リストから、ある人を除く)という意味。また、unfriendともいう。
 ソーシャルネットワークはコミュニケーション・メディアの花形だが、一方で人間関係のトラブルも招いている。このほどユーザーに衝撃を与えた事件が米国で起きた。AFP通信(2012年2月10日付)によると、“Facebook 'defriend' murders rattle tiny US town”(フェイスブックの〝ディフレンド〟による殺人でアメリカの小さな町は騒然)。テネシー州の町で、ある女性がフェイスブックに夢中になっていたが、“She gets very angry when people block or 'defriend' her and responds by calling to harass people who try to cut her off.”(彼女は、人々からブロック、または〝仲間はずれ〟されるのに腹を立て、仕返しに彼女を切り離そうとした人々に電話で嫌がらせをする)という挙に出た。嫌がらせを受けたのは若い夫婦で、裁判所に訴える騒ぎに発展。すると、女性の父親と彼女のボーイフレンドが、夫婦の家に乗り込んで2人を射殺したという。
 また、AP通信(2011年11月3日付)は、“Woman set fire to house of friend who "unfriended" her on Facebook”(女性が、フェイスブックの友人欄から彼女を外した友人宅に放火)と、米アイオワ州の事件を報じている。
 ところで、どんな人物をdefriendしたくなるのか? 問題になりそうなのが、“Those who keep commenting on your posts”(あなたのポストに書き込みし続ける人々)や“Those who keep sending you event invites”(イベントの招待を送り続ける人々)という。何事もほどほどにということだろう。また、“I defriend people who post the ending of a movie. Get a life!”(映画の結末をポストする連中はディフレンドだ。いい加減にしろ)。