2013年3月21日木曜日

woot or w00t



 wootはカタカナ読みで「ウート」。物事に成功したり、勝利したときの“a small cry of joy” (小さな歓声)を表現する新語である。日本語でいうと「やったあ!」。
 “Woot! Woot! Electrifying win!” (やったあ、やったあ。電撃的勝利だ)とか“Woot! We did it! Fantastic!”(やったあ。おれたちはやった。すばらしい)など、ツイッターやブログに頻出するが、最近は一般のメディアでも見られる。
 この言葉が使われるようになったのは1990年代。2007年にメリアム・ウェブスターの“Word of the Year”に選ばれたほか、2011年にオックスフォード英語辞典(OED)に登録された。
 だが、語源には諸説がある。語源研究者のマイケル・キニオン氏によると、世界中で楽しまれている米国発のファンタジーゲーム、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のプレイヤーが宝物を見つけたときに上げる喜びの声、“Wow! Loot!”(わあ、戦利品だ)から来たという説がある。よく似た説では、ハッカーがコンピューターシステムに侵入し、“root”(ルートソース)までアクセスに成功したときに、“Woot, I have root!”(やったあ。ルートをつかんだ)といったのが始まりという。
 インターネット上では、この語の綴り字のwとtの間の2つのoを数字の0に変えてw00tとしている場合がある。これなどはキーボード(0はoの右斜め上にある)上の打ち間違えや遊び心を思わせるだけに、ネット起源は有力であろう。
 一方、ウェブスターの注では“We Owned the Other Team.”(われわれは相手方に勝った)という大文字の部分をつなげた言葉であるともいう。こうした略号は、ネットやケータイのテキスト語法で急増している。たとえば、LOL(laughing out loud=大声で笑う)は日本の「(笑)」に当たり、今では世界中に普及、辞書にも登録されている。
 ところで、歓声を表す一般的な英語はhurrahとかhurray(日本語ではフレー)。「わーっ」という歓声にふさわしい響きがあるように思うが、wootはいかがなものであろうか。