2013年3月25日月曜日

bullycide



 bullyは「いじめ」。cideは「殺人」を意味する連結形だが、suicide(自殺)を指す。bullycideはズバリ「いじめ自殺」。子供たちが学校でいじめられた末に自殺すること。
  Neil MarrとTim Fieldの2人の著者が3年間に渡って調査を行い、2001年に”Bullycide: Death
At Playtime”(いじめ自殺:遊び時間の死)を出版した。その中で、いじめで犠牲者が死に至るケースをbullycideと定義したことに始まるが、そのほとんどが自殺であることから「いじめ自殺」。
 米国のChristopher Burgess氏は、“Bullying: The 34 we lost in 2010 to Bullycide”(いじめ、2010年にわれわれは34人をいじめ自殺で失った)と米国の事情を報告している。
 その中で、“Bully, Bullying, Cyberbullying, and Bullycide – These four words continue to appear with ever greater frequency in the lexicon of the modern American family.”(いじめ、いじめること、インターネットのいじめ、そしていじめ自殺、この4つの言葉が現代のアメリカの家庭で非常に頻繁に使われる言葉になってしまった)と述べている。その悲惨な現実は日本と変わらない。そして、保護者や教師が抱える重い課題であることも。
 最近では、さらにallergy bullying(アレルギーいじめ)という言葉も出てきた。
 “Intimidating a person, particularly a schoolmate, by threatening exposure to a food that the person is allergic to”(食物アレルギーを持つ人、とくに学校のクラスメイトに対して、その食物にさらすように脅して怖がらせる)ことを意味している。
 CNN(2013年1月7日)は、“Allergy bullying: When food is a weapon”(アレルギーいじめ:食物が凶器となるとき)と報じた。Owen Kellog君は7歳でピーナッツのアレルギーがあるが、ある日泣いて家に帰ってきた。というのも、別の生徒がOwen君にピーナッツを食べさせようとしたからだった。食物アレルギーの子供は、アレルギーのある食物を食べたら死ぬ場合がるので、こうしたいじめは殺人に至るものだ。学校の安全をどうして確保するのか、厳しい事態に直面している。