2012年12月15日土曜日

Women rule 女性支配

Illustrated by Kazuhiro Kawakita

 Womenはwoman(女性)の複数形で、ruleは「支配する」。Women ruleは「女性が支配する」。キャッチフレーズとしては、「女性支配」。
 USA TODAY(2012年8月12日付)は、“American women rule the London Olympics - now what?”(米国女性がロンドン五輪を支配したが、さあ今後はどうか)と報じた。米国は46の金メダルを獲得し世界1位だったが、そのうち女性選手が獲得したのは29で過半数を超えた。それだけに、”Women were the big winners.”(女性が大勝利だ)というわけ。確かに、日本をはじめとして女性選手の活躍が目立った。
 タイム(2012年10月1日号)は、クリントン元米大統領が、“5 ideas that are changing the world for the better”(世界を改善する5つの考え)と題する寄稿文で、Women ruleを取りあげた。“I see evidence all over the world that women are gaining social and economic power that they never had before.”(全世界で女性がかつてないほど社会的、経済的な力を獲得しているという証拠がる)とクリントン氏は指摘、女性が世の中を変える大きな力になるだろうと述べている。なるほど、彼の奥さんのヒラリー・クリントン国務長官は、ポスト・オバマの最有力候補の1人だ。
 Inter-Parliamentary Union(列国議会同盟)によると、2012年には世界の議員の20%を女性が占め、15年前の2倍近くになったという。中東のイスラム諸国でも21世紀に入り女性の参政権が認める動きが加速している。政治の世界もWomen ruleとなるのは、遠い先の話ではないようだ。
 では、“When Women Rule the World”(女性が世界を支配するとき)、どうなるのか?同名のタイトルのリアリティ・ショウをFOXが2007年春に制作した。その内容は、12人の美女と12人の“macho, chauvinistic guys”(筋骨隆々、男尊女卑の男たち)が登場、They’ll have to obey every command from the women(男たちは女の命令すべてに従わねばならない)という結構サディステック趣向だ。これは英国を初め欧州などでは放映され評判となったそうだが、依然として男性優位の米国ではついにお蔵入りに終わったという。日本ではどうだろうか?
 しかしながら、ボブ・ディランこう言う。
 “I think women rule the world and that no man has ever done anything that a woman either hasn't allowed him to do or encouraged him to do.”(僕はこの世を支配しているのは女性だと思う。どの男も女が許してくれないことや、励ましてくらないことをしたためしはない)。それも一理あるのだ。