2012年11月5日月曜日

ticket Obama defeats Romney!

Illustrated by Kazuhiro Kawakita


 ticketは日本語でも「チケット」、一般的には切符や入場券のこと。だが、政治用語では選挙における政党の公認候補者、とくに1組になって立候補する者を指す。勝てると予想される候補の組み合わせがdream ticket。
 米大統領選挙では、大統領と副大統領は一緒に選ばれるので、今回の民主党はthe Obama-Biden ticket(オバマ大統領とバイデン副大統領の組み合わせ)。
 共和党についてワシントン・ポスト(10月20日付)は、“The Romney-Ryan ticket is the first Republican presidential campaign in history without a Protestant candidate.”(ロムニー大統領候補とライアン副大統領候補の組み合わせは、共和党史上初のプロテスタント候補のいない大統領選挙戦である)と報じた。
 ロムニー氏はモルモン教徒で、ライアン氏はカトリック教徒。米国の支配層とされてきたWASP (White Anglo-Saxon Protestant =アングロサクソン系白人新教徒)から大統領候補の組み合わせを選ぶという暗黙の了解の伝統は、保守派においても宗教の側面から崩れてしまった。保守派の大票田であるevangelicals(福音主義者)が、果たして彼らに投票するかが焦点の1つとなった。
 ところで、ウイリアム・サファイアの政治辞典によると、ticketはballot(投票用紙)の意味がある。政治においてto have the tickets(チケットをもっている)は、「勝つだけの票がある」という意味。さて、今回の選挙、the Obama-Biden  ticketがthe ticketsを確保、オバマ大統領が再選を果たした。