2015年8月9日日曜日

freeganー食べ物を捨てるのはもったいない!


freegan は「フリーガン」、オックスフォード英語辞書(OED)の新語500の一つにこのほど選出された言葉で、Someone who eats thrown away food as they hate waste(もったいないから捨てられた食べ物を食べる人)と定義している。

WikipediaのFreeganism(フリーガニズム)の項には、“Freegans get free food by pulling it out of the trash (bins), a practice commonly nicknamed "dumpster diving" in North America”(フリーガンは、北アメリカでは〝ゴミあさり〟と一般的に呼ばれる行為によって、ゴミ箱からただの食べ物を拾う)という。dumpster divingのdumpsterは、アメリカでよく見る大型のゴミ箱でdivingは、頭から突っ込むこと。一般的にゴミあさりはgarbage picking。この一文で、freeganのfreeはfree foodと分かる。では、gan の語源は?vegan(極端な菜食主義者)のganである、という。

Freeganismは1990年代の半ばから登場した思想運動で、大量消費社会に対する抵抗と環境保護に基づき、食べ物の大量生産と大量廃棄に対するアンチテーゼである。

では、世界でどれぐらいの食物が廃棄されているか?国連のFood Loss and Food Wasteによると、“One-third of food produced for human consumption is lost or wasted globally, which amounts to about 1.3 billion tons per year.”(地球上で人間が消費するために生産される食物の三分の一が失われるか廃棄される。その量は年間13億トンに上る)

世界を見渡せば多くの人々が飢えに苦しむ一方で、こんな馬鹿気やことが行われているのだ。食料廃棄の中心は先進諸国で、6割りを輸入食品に頼る日本でも年間約1800万トンの食料は無駄に捨てられいる(農林水産省推計)。これは一人当りでは年間約15キロである。こんなことをしていて、本当によいのか?というのが、Freeganismの主張である。


欧米諸国では、公共の道路に捨てられたものは、公共のものとなり誰が拾ってもよいところが多く、貧富の格差が広がる中でfreeganの活動家も増えている、という。日本ではゴミ箱に捨てられた食物を拾って食べるのは、抵抗が強いが、食べ物を捨てないという工夫はもっと出来る筈である。