2015年9月4日金曜日

pledge ー Trumpから目が離せない


pledge は「誓約」「誓い」などと訳される。米国のメディアは9月3日、“Donald Trump signs pledge not to run as independent”(Donald Trump、第三党からの出馬はないと誓約に署名)と報じた。その誓約の内容は以下である。

“I ______ affirm that if I do not win the 2016 Republican nomination for President of the United States I will endorse the Republican nominee regardless of who it is. I further pledge that I will not seek to run as an independent or write-in candidate nor will I seek or accept the nomination for president of any other party.”

「私___は、もし2016年の共和党の米国大統領の指名を獲得しなかったとしても、共和党の指名を受けた人、それが誰であれ、支持することに同意します。さらに、第三政党、または無所属、他の政党の指名を受けることはないことを誓います」

この誓約は、共和党がトランプ氏に強制したもの。支持率のトップにあるトランプ氏が、共和党の指名から外れて無所属で出馬すれば、共和党の指名候補に大きな打撃になり、結果的に民主党に勝ちを譲ることになるとの懸念の声が広がっているからだ。

ところで、誓いを表す英単語は pledge のほかにも vow、oath、swear がある。この違いが、日本人には理解しにくいのは、誓うという行為が欧米では、キリスト教の神に誓う、神と契約するという考え方に基づくからだ。

⚫️oath(名詞)とswear(動詞)は神に向かって声に出して誓うことを意味する、いわゆる「宣誓」である。swear は make the oath。「オリンピックの選手の宣誓」は the Olympic oath。「選手宣誓」は the athlete’s oath。何を誓うかと言えば、to play clean and fair(正々堂々とプレーすること)である。

⚫️vow は名詞、動詞どちらでも使う。この言葉も神との約束であるが、ある行為、行動に自分のすべてを捧げることを誓うというもの。「結婚の誓い」は、marriage vows、wedding vowsという。


⚫️pledge は、聖書においては名詞として使われ、通例では、ある行為を保証するために差し出すcollateral(担保)のことを指した。トランプ氏は、第三党から出馬しない、という保証の意味で誓約書の署名したのである。