maleは「男性」。stripteaseは「ストリップショー」。A striptease is an erotic dance in which the performer gradually undresses in a seductive and sexually suggestive manner(ストリップショーは、パフォーマーが誘うように、セックスを暗示する動作をしながらだんだん服を脱いでいくエロチックなダンス)などと定義される。20世紀のアメリカで始まったが、stripperは女性であった。ところが1970年代から男性のショーが登場、いまや世界各国で話題に上るようになった。
米国では、bachelorette party(女性が結婚する前の独身最後のパーティー)などが開かれると、「男のストリップの出前をたのもうか」となり、余興のお座敷がかかるという。そんな、male stripteaseの話題を取り上げた映画がMagic Mike(2012)。ストーリーは、A male stripper teaches a younger performer how to party, pick up women, and make easy money.(男のストリッパーが若手に、パーティーを開いて、女を引っかけ、あぶく銭を儲けるコツを伝授する)という内容。
アトランティック(6月29日付)は、“Magic Mike: Male Strippers Reveal the Naked Truth About the Recession”(映画マジック・マイク:男のストリッパーが景気後退の赤裸かな真実を明らかにする)と報じた。
Male stripperの条件は、He is sexy, soft spoken and has chiseled body.(セクシーで、優しい話し方で、フィットネスで鍛え上げた筋骨たくましい体である)。すなわち、イケメンで腹筋が割れていることが、最低条件であろう。
だが、いったいどんな男たちがmale stripperをやっているのか?
1997年に封切られたthe Full Monty(英国)という映画では、失業した鉄工所の従業員が、筋骨隆々の体をウリに生活費を稼ぐという話で、なるほどと思わせた。
最近はどうか。ネットに出ていたMale Strippers - The Reality(その現実)という記事によると、俳優やミュージシャンなどの人気商売の人から、doctors、 teachers、 electrical engineers (電気関係の作業員)、nurses、construction workers(土木作業員)、 airline pilots(パイロット)、Wall street brokers(ウォールストリートの株式ブローカー)、 real-estate agents(不動産代理店)、financial advisors(ファイナンシャル・アドバイザー), lawyers(弁護士)まで含まれていると言うから、今回の不況の深刻さに驚かされる。
ニューヨークのSavage-Men male strip showには、こうした職業の若い男がストリッパーとして働いているが、ほとんどが生活を支えるためで、中には家のローンを返すために10年近く続けている者もあるという。
だが、ある夜などは、A drunken bachelorette tried to rip down his G-string.(酔っ払った独身女が彼のG-stringをむしり取ろうとした)という。
“Being a male stripper is not easy but she was pretty hot I almost let her do it anyway.”(男のストリッパーもラクじゃないが、彼女はかなり熱くなっているので、おれはしたいようにさせたさ)と話す。“We meet so many women at our male strip shows. It’s almost insane”(オレたちはストリップショーで多くの女に出会う。それはほとんど気が狂っている)というのが、悲しい男たちの本音なのだ。
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