five o’clock shadowは、読んで字のごとく「5時の陰り」。Beard regrowth that darkens a man's features late in the day, following a morning shave.(朝剃った男のあごひげが再び濃くなり夕方には顔が黒く見えることをいう)。
だが、なぜ午後5時なのか?19世紀の英国の上流階級の風習では午後5時にお茶を召し上がったことに由来するとの説があるが、一般的に午後5時になると日が陰るので、夕方らしい陰りと捉える方が素直であろう。
アメリカで生まれた表現で、1930年代にはGem Safety Razor Companyがマーケティングに使った。
ところで、よく似たあごのひげが、designer stubble。こちらは、A short growth of beard, aimed to affect a rugged masculine or deliberately unkempt appearance.(短く生やしたあごひげで、無骨な男らしさやわざと無造作な外見を気取ったもの)。20世紀になって、clean-shaven appearance(きれいにヒゲを剃った外見)が好ましいと考えられるようになったが、1980年代になると、男のファッションとしてfive o’clock shadowが人気を呼ぶようになり、わざとする者も出てきた。とくに、Clint Eastwoodなど映画俳優がspaghetti western(日本ではマカロニ・ウエスタン)で繰り広げたカウボーイのひげ面の影響が大きかった。
さて、今の若い女性は、男のひげ面をどうおもっているのか?
Do You Find Five O’Clock Shadow Sexy or Scruffy?(セクシーか、それともだらしないか)との質問がネットにあった。
たとえば、カナダの俳優Ryan Renolds=P=のような男だったらI think the scruff looks good on him, not so much the others. However, the clean shaven thing works better 90% of the time with boyfriends.(だらしない格好もよいと思うけど、ほかの男はダメ。ボーイフレンドは、ほとんど9割の時間はきれいにヒゲをそってほしい)というのが、大方の若い女性の感想のようだ。
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