2012年7月3日火曜日

The Declaration of Internet Freedom ネットの自由を守ろう



Declarationは「宣言」。Internet Freedomは「インターネットの自由」である。7月4日、米国の独立記念日に際し、自由、平等、幸福の追求を人間の天賦の権利として主張した、独立宣言 (the Declaration of Independence) にちなんで、「インターネットの自由宣言」が発せられた。
Today, we—representatives of the New America Foundation’s Open Technology Institute and Free Press—join more than 85 organizations, ranging from Amnesty International and the Electronic Frontier Foundation to Mozilla and Cheezburger Inc., in announcing the Declaration of Internet Freedom.
「今日、われわれ ニュー・アメリカ財団のオープン・テクノロジー研究所とフリー・プレスの代表は、アムネスティ・インターナショナルとエレクトロニック・フロンティア財団、Mozilla、Cheezburger Incなど85以上の団体とともに「インターネットの自由宣言」を発表する」
Declaration(宣言)
We stand for a free and open Internet.(私たちは自由で開かれたインターネットと支持する)
We support transparent and participatory processes for making Internet policy and the establishment of five basic principles:
(私たちは透明で参加型のインターネットの政策立案と5つの基本的な原則の確立を支持する)
Expression: Don't censor the Internet.(表現の自由:インターネットを検閲させない)
 Access: Promote universal access to fast and affordable networks. (万民のアクセス:早くて費用が安いネットワークに世界中の人間がアクセスできるように推進する)
Openness: Keep the Internet an open network where everyone is free to connect, communicate, write, read, watch, speak, listen, learn, create and innovate.(開放:インターネットをオープンなネットワークとして維持し、そこでは誰もが自由に接続し、通信を行い、書いて、読んで、見て、話し、学んで、創造し、そして革新できる)
Innovation: Protect the freedom to innovate and create without permission. Don't block new technologies, and don't punish innovators for their users' actions.(革新:誰にも許可を得ることなく新たなものを産みだし創造する自由を守る。新たな技術を阻害しない。ユーザーの行為によって革新者が罰せられることがあってはならない)
Privacy: Protect privacy and defend everyone's ability to control how their data and devices are used.(プライバシー:プライバシーを保護する。そして、誰もが自分のデーターやデバイスがどのように使用されるかを管理する能力を保護される)
さて、われわれが、こうしてBlogを書いたり読んだりできるのは、ネットが自由な空間だからである。筆者は、この自由を将来にわたって守り育てていくことが、さらにネットを万民のものとして発展させ、地球的規模の民主主義を実現していくものと信じる。

floordrobe


Illustrated by Kazuhiro Kawakita


 floorは「床」で、-drobeはwardrobe(衣装戸棚)の後の部分。床と衣装戸棚が合成された名詞がfloordrobeで、発音は「フロアードローブ」。米国で十代の子供を持つ親ならば、すぐにピンと来る。子供部屋の床に脱ぎ捨てられたズボンやシャツ、下着があちこちに散らかって、まるで衣装戸棚代わりになった状態をいう。
 floordrobeの語は、1994年にワシントン・ポストに紹介されたのが最初とされる。新語や流行語に敏感な人々、いわゆるwordsmith(言葉の鍛冶屋?)からすると、〝言いえて妙〟なcute coinage(上手い造語)で、10年以上経った今日、普通に使われるようになった。“Look at all that floordrobe. You need to hang it back up in your closet.”(あのフロアードローブは何だ。ちゃんと押入れになおしなさい)と、あちこちの家庭から子供を叱る親の声が聞こえてきそうだ。
 ちなみにfloorの場合、前置詞on を伴ってon the floor(床の上に)となるが、「フロアードローブに」という場合はwardrobeと同じくinで受け、in the floordrobeである。
 さて、最近の米語の新造語は、接頭語や接尾語を変えるだけでなく、単語を合成して造ったユニークなものが結構ある。“Word Spy”や“Urban Dictionary”といったインターネット上のオンライン流行語辞書が、こうした新語を紹介している。
 そこで見つけたのがcarbage。car(車)とgarbage(ゴミ)がドッキングしたもので、「カーベッジ」という。2通りの意味があるようで、一つはUrban Dictionaryによると、下手に改造して〝ゴミ同然〟になった車や、安物のポンコツ車を指す。一方、Word Spyでは、車内のゴミを意味する。とくにバックシートに放置された清涼飲料の缶やペットボトル、ハンバーガーの包み紙、ポテトチップの袋、ティッシュの山…。そこで、日本語訳を考えると、前者は「ゴミ車(ぐるま)」で、後者は「車(しゃ)ゴミ」というのはどうだろうか?
 この「車ゴミ」が「フロアードローブ」と同様によく見られるようになったのは、車が家についで第2の生活空間になってきたからだ。このトレンドを示す新語がcarcooning で、発音は「カークーニング」。これはcarとcocoon(蚕などがマユを作って閉じこもる)の合成語。車内で仕事や食事をしたり、気ままに過ごしたりすることを意味し、プライバシーを保護してくれる車内に閉じこもった時の居心地のよさを表わす。そこで、つい持ち主のlife-style(生活様式)が出てしまい、モノが散らかるというわけだ。
 「散らかる」「散らかす」はlitter。名詞としても使い、「散らかったもの」を表す。自宅やマイカーの中では勝手だが、一歩公共の場に出たら、litterは「ポイ捨て」や「ゴミの不法投棄」を意味する。“Littering is a crime.”(ゴミ棄ては犯罪)となるから、くれぐれもご用心を。The Sankei Shimbun(September 30 2007)

2012年7月2日月曜日

Belviq 食欲を抑え込むやせ薬が登場・・・



 Belviqはたぶん、カタカナ読みは「ベルヴィック」。FDA(米食品医薬品局)がこのほど認可したweight-loss pill(やせ薬)、anti-obesity pill(肥満防止薬)である。AP通信(6月27日付)は、Arena Pharmaceuticalが開発、the first new prescription drug for long-term weight loss to enter the U.S. market in over a decade.(長期にわたる減量のための初めての新しい処方薬として、
10年越しに米国市場に参入する)と報じた。
 この薬は、generically(成分的には)lorcaserinという。It has serotonergic properties and acts as an anorectic.(セロトニン系属性を持ち、食欲を抑制する作用がある)。つまり、脳神経に働いて食欲を抑えるわけ。
 臨床実験では、On average patients lost just 3 to 3.7 percent of their starting body weight over a year. (平均的患者で、始めて1年で体重の3から3.7%減量した)またAbout 47 percent of patients without diabetes lost at least 5 percent of their weight or more.(糖尿病のない47%の患者で少なくとも5%以上の減量をした)といい、 FDAは有効と判断した。
 だが、脳神経薬だから、Side effects with the drug include depression, migraine and memory lapses.(薬の副作用として、鬱病、偏頭痛、記憶障害が含まれている)という。
 こんな薬を飲んでまでやせなければならないのは、米国の肥満が危機的な状況にあるためだ。
 ワシントンポスト(6月29日付)は、“No magic pill”(魔法の薬はない)という記事で、With one-third of the U.S. population overweight and another third obese, a lot of people out there are looking for a “magic pill” to make weight loss easier.(米国の人口の3分の1は体重過多で、もう3分の1は肥満、多くの人が楽して減量しようと魔法のクスリを探している)と皮肉った。

 記事はこう続ける。 What Belviq may help with is controlling how much you eat. It activates a serotonin receptor in the brain that makes you feel full after eating less, so no more hunger pangs while trying to diet.(ベルヴィックの働きは、食べる量をコントロールする。脳内のセロトニン・レセプターに働きかけて、ちょっと食べても腹がふくれるように感じられ、ダイエット中に腹が減って死にそうだという感じはなくなる)という。
 だが、The FDA refused to approve Belviq in 2010 because of concern over the growth of tumors in rats and the possibility of heart valve problems in humans.(FDAは2010年に、実験用のマウスに腫瘍ができたり、人間の心臓の弁に問題が生じる可能性があるとして、ベルヴィックの認可を拒絶した)と指摘している。
 米政府は、国民の頭が少々おかしくなろうが、腫瘍ができようが、心臓病になろうが、肥満を撲滅しなければならないと固い決意をしているようだ。

obesity 体重計が怖い・・・


Illustrated by Kazuhiro Kawakita


 obesityは「肥満」。fat(脂肪)の蓄積過多による病的な体重増加の状態と定義される。カタカナ読みは「オゥビーシティ」。「肥満している」という形容詞はobese。簡単に言えばfat。これは日本語の「デブ」と同じで、侮辱的で人を傷つける差別言葉と見なされる。実際アメリカでは、肥満は国民的な問題。20歳以上の30%が肥満とされ、overweight(体重過多)を含めると65%に達する。5年後にはさらに全体で10%増加するという予測もあり、まさに“fat land”(「肥沃な土地」ならぬ「デブの国」)なのだ。
 obesityの語は17世紀に登場し、ラテン語のobedereに由来。ob-はawayを、edereはeatを意味し、原義は「食べまくる」こと。だから、obesityは個人のunhealthy diet(不健康な食生活)に起因し、それにphysical inactivity(運動不足)が拍車をかける、とするのが常識的。だが、これだけ肥満が増えると、個人の節制問題を追求しづらくなり、政府でさえobesityを“epidemic disease”(流行病)と表現。原因についても〝遺伝子説〟や〝ウィルス説〟まで登場し、議論が沸騰している。
 恐ろしいのは、肥満が大人の世界だけでなく、子供の世界にも急速に拡大していることだ。子供は親の生活習慣に従うから、当然の結果である。米国では20歳以下の糖尿病患者が推定17万人を超え、そのうち肥満に関係する2型糖尿病が増加傾向にあるなど、lifestyle diseases(生活習慣病)が低年齢層にも猛威を振るい始めている。
今から10、20年後にはどうなるのだろうか?米医学界には、“We are losing the war against obesity.”(われわれは肥満との戦いに敗れつつある)との悲観的な見方が広がり始めている。
だが、他の国々もアメリカを笑っているわけにはいかない。WHO(世界保健機関)は2001年にglobal(グローバル)とobesityを組み合わせたglobesityという言葉で、“global obesity epidemic”(世界的な肥満の流行)を警告した。カタカナ読みすれば「グロゥビーシティ」。日本語の定訳はないが、「地球的肥満現象」とか「ワールドワイド肥満」がふさわしい。WHOによると、1995年に世界全体の肥満は2億人だったが、2000年には3億人を超過。そのうち1億1500万人が生活習慣病を抱え、この結果、毎年約1700万人が死亡。2015年には3600万人が死亡すると予測されている。ヨーロッパ諸国はもちろん、ヘルシーな和食を誇る日本でも、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が問題になっている昨今だ。
スティーブン・フィリップスという人は、こう言った。“In the Middle Ages they had guillotines, stretch racks, whips and chains. Nowadays we have a much more effective torture device called the bathroom scale.”(中世には、ギロチンや拷問台、鞭・鎖があった。今ではもっと有効な責め道具がある―風呂場の体重計である)The Sankei Shimbun(October 7 2007 globesity)

subprime loan


Illustrated by Kazuhiro Kawakita


 subprime loanは、カタカナ読みで「サブプライム・ローン」。「低所得者向け住宅ローン」と当初は訳されていたが、米国の金融危機で問題が大きくなるに従って「信用力の低い個人向け住宅ローン」と、訳語が変化してきた。
subprimeのprimeは「最良の」という意味。米国の銀行では優良顧客をprime customerと呼ぶ。つまり、預金が多く信用力が高い客。それと同じでprime loanは信用力が高く、焦げ付きリスクの低い借り手への融資。ところが、その前に「下」を意味する接頭辞のsub-が付くと、信用力は落ちて、貸した金が戻ってこないかもしれないという恐れが出てくる。だから、回収できるうちに回収しろというので、金利はグンと高くなる。その仕組みは日本の〝サラ金〟と同じ。
このsubprime loanを扱う住宅ローン会社が2007年春以降相次いで破綻、“risky-mortgage meltdown”(危険な住宅ローンの〝炉心溶融〟=2007年8月10日付USA TODAYの記事)に発展し、FRB(米連邦準備制度理事会)などがその実態を調査し始めた。その結果、ローン会社が借り手の返済能力をロクに調査せずに、所得の自己申告だけで貸し付ける“stated income” loanであることが判明した。それでは、ウソがまかり通るからliar loan(ウソつきローン)と呼ばれるようになった。その最たるものが返済能力のない“Ninja loan”で、subprime loanの6割がこの類であると推定されている。
 Ninja loanのカタカナ読み方は「ニンジャ・ローン」だが、日本の「忍者」とは関係がない。a type of subprime loan issued to borrowers with “No Income, No Job, and no Assets”と定義される。No Incomeは「所得なし」、No Jobは「仕事なし」、no Assets は「資産なし」で、その大文字の部分をとってNinja。borrowerは「借り手」だから、ここまで来て、アッと思う。subprime loanの実体の大半が「所得も仕事も資産もない借り手」にissue(貸し付け)されていたのである。
 米国経済は2000年にITバブルが弾けて、FRBは低金利政策に転換。それにともなって住宅ローン金利も低下、住宅購入熱が再燃した。住宅価格は高騰し始め、投機に火が付いた。「ローン金利は高くても平気。高値で売り抜けたら、ガッポリ儲かる」というわけで、米国内だけでなくヨーロッパの大手銀行、証券、保険会社までが、寄って集ってsubprime loanのマネーゲームに参入した。
そして、ついにhousing bubble(住宅バブル)が弾け、マネーゲームの張本人はもちろん、資金を貸し付けてきた金融機関にまで〝不良債権の山〟がのしかかることになった。2008年9月、大手証券のリーマン・ブラザーズの経営破綻を皮切りに、株式市場は大暴落、market turmoil(市場の混乱)は全世界に波及。金融危機の影響は収まらず、景気後退が懸念される。The Sankei Shimbun(October14 2007 Ninja loan)

2012年7月1日日曜日

male striptease Magic Mike 若い女がはまる・・・



maleは「男性」。stripteaseは「ストリップショー」。A striptease is an erotic dance in which the performer gradually undresses in a seductive and sexually suggestive manner(ストリップショーは、パフォーマーが誘うように、セックスを暗示する動作をしながらだんだん服を脱いでいくエロチックなダンス)などと定義される。20世紀のアメリカで始まったが、stripperは女性であった。ところが1970年代から男性のショーが登場、いまや世界各国で話題に上るようになった。
米国では、bachelorette party(女性が結婚する前の独身最後のパーティー)などが開かれると、「男のストリップの出前をたのもうか」となり、余興のお座敷がかかるという。そんな、male stripteaseの話題を取り上げた映画がMagic Mike(2012)。ストーリーは、A male stripper teaches a younger performer how to party, pick up women, and make easy money.(男のストリッパーが若手に、パーティーを開いて、女を引っかけ、あぶく銭を儲けるコツを伝授する)という内容。
アトランティック(6月29日付)は、“Magic Mike: Male Strippers Reveal the Naked Truth About the Recession”(映画マジック・マイク:男のストリッパーが景気後退の赤裸かな真実を明らかにする)と報じた。
Male stripperの条件は、He is sexy, soft spoken and has chiseled body.(セクシーで、優しい話し方で、フィットネスで鍛え上げた筋骨たくましい体である)。すなわち、イケメンで腹筋が割れていることが、最低条件であろう。
だが、いったいどんな男たちがmale stripperをやっているのか?
1997年に封切られたthe Full Monty(英国)という映画では、失業した鉄工所の従業員が、筋骨隆々の体をウリに生活費を稼ぐという話で、なるほどと思わせた。
最近はどうか。ネットに出ていたMale Strippers - The Reality(その現実)という記事によると、俳優やミュージシャンなどの人気商売の人から、doctors、 teachers、 electrical engineers (電気関係の作業員)、nurses、construction workers(土木作業員)、 airline pilots(パイロット)、Wall street brokers(ウォールストリートの株式ブローカー)、 real-estate agents(不動産代理店)、financial advisors(ファイナンシャル・アドバイザー), lawyers(弁護士)まで含まれていると言うから、今回の不況の深刻さに驚かされる。
ニューヨークのSavage-Men male strip showには、こうした職業の若い男がストリッパーとして働いているが、ほとんどが生活を支えるためで、中には家のローンを返すために10年近く続けている者もあるという。
だが、ある夜などは、A drunken bachelorette tried to rip down his G-string.(酔っ払った独身女が彼のG-stringをむしり取ろうとした)という。
“Being a male stripper is not easy but she was pretty hot I almost let her do it anyway.”(男のストリッパーもラクじゃないが、彼女はかなり熱くなっているので、おれはしたいようにさせたさ)と話す。“We meet so many women at our male strip shows. It’s almost insane”(オレたちはストリップショーで多くの女に出会う。それはほとんど気が狂っている)というのが、悲しい男たちの本音なのだ。

gas guzzler


Illustrated by Kazuhiro Kawakita


 gasは「ガソリン」。日本でも「ガス欠」などというとおり。guzzlerは、動詞がguzzleで「がぶがぶと飲む」。to guzzle beerというと、ビールをがぶ飲みすること。「がぶ飲みするやつ」がguzzlerで、カタカナ読みして「ガズラー」。そこで、gas guzzlerは「ガソリンをがぶ飲みするやつ」、つまりガソリンをどんどん消費するgas mileage(燃費)の悪い大型車(たとえば、ガソリン1㍑当り8.5㌔以下)を指す。
 gas guzzlerは、“amid high gasoline prices and environmental pressures”(ガソリン価格の値上がりと環境問題が高まるなかで)、消費者からソッポを向かれつつある。かつてgas guzzlerの生産を誇った〝ビッグ3〟が凋落し、燃費のよい日本の小型車が全米を席巻しているのもこの流れだ。
 米政府は、第1次石油ショック後の1978年、エネルギー税法で“Gas Guzzler Tax”(ガス・ガズラー税)を創設、燃料効率の悪い大型車に課税することで、メーカーに小型車への生産シフトを促してきた。だが、国土が広い米国では、馬力のある大型車の人気は衰えない。都会では小型のセダンで間に合うが、一歩郊外に出たり、Interstate Highway(州間高速道路)を走るとなると、「大型でないとダメ」というのが本音のようだ。
 Gas Guzzler Taxにはloophole(抜け穴)があって、実はトラックは含まれていない。だから、メーカーはトラックの車体と乗用車を合体させたようなsport utility vehicle(SUV=スポーツ多目的車)やvan(日本のバンより大型)、pickup truck(小型トラック)に力を注ぐようになった。今も全米で販売される自動車の約半分は、この種のlight-duty truck(軽トラック)だ。
 ところが、global warming(地球温暖化)の原因としてcarbon dioxide emissions(二酸化炭素ガス排出)がヤリ玉に挙げられ、SUVの燃費の悪さと排出ガスの環境への影響が問題になってきた。環境保護派は、軽トラタイプ、とりわけ人気のSUVにもGas Guzzler Taxを課すべきだと主張。さらに過激派は、駐車してあるSUVに無差別に襲い掛かり、放火したり叩き潰したりする“SUV vandalism”(SUVへの蛮行)に及んでいる。
 さて、gas guzzlerは何も車だけではない。このgasを広くoil(石油)に置き換えるならば、2006年の“Top World Oil Guzzlers (Consumers)”(世界のトップ石油消費国)は、1位がダントツで米国。以下中国、日本、ロシア、ドイツと続く。われわれは大量の石油を消費して経済成長を支える一方で、地球環境を破壊している張本人なのだ。
 ウォールストリート・ジャーナル(2007年8月1日付)は“Putting a Muzzle on Guzzlers”(ガズラーに口輪をはめる)という気の利いたタイトルで、SUVの燃費向上に関する記事を掲載していたが、このタイトルはわれわれ自身への警告でもある。The Sakei shimbun(October 21 2007)「グローバル・English」はこちらへ