Rainbowは「虹」。その色はred、orange、yellow、green、blue、indigo、violetの7色。様々な色があることから派生した意味が、「多種多様性」。Rainbow flagといえば、ここではLGBTというsexual orientation(性的指向)による多様性を支持する旗だ。LGBTとは、lesbian(レズビアン) gay(ゲイ) bisexual(バイセクシュアル)transgender(トランスジェンダー)。
ワシントンポスト(6月27日付)は、“Rainbow-colored Oreo a harbinger of more gay advertising”(虹色のオレオは、ゲイへの広告増加の兆候だ)と報じた。
月曜日(6月25日)に突如、食品会社クラフト傘下のナビスコがフェイスブックに7色のクリームを挟んだオーリオのクッキーの画像=P=をアップロードした。あっという間に5万2000件のアクセスがあり、24時間以内に17万7000件のshareがあった。
A rainbow Oreo endears itself to the LGBT community and its straight allies.(虹色のオーリオはLGBTのコミュニティやそのstraight=真っ直ぐという意味だが、ここではホモじゃないという意味で=の共感者の心の琴線をくすぐる)という意図があった。
簡単に言えば、オーリオクッキーの宣伝似すぎないのだが、“Kraft Foods has a proud history of celebrating diversity and inclusiveness. We feel the OREO ad is a fun reflection of our values” (クラフト・フーズには、多様性と包含する寛容性をほめ称える歴史があります。オーリオの広告はわれわれの価値観を表すものだと感じています)と表明した。
このオーリオのクッキーは、チョコレートクッキーに白いクリームを挟んでいるのが特徴だが、過去において黒人の運動が華やかなりしころ、黒人が白人を挟み撃ちにすると曲解された経緯があるのだ。
今回の宣伝には実は、布石があって、オバマ大統領はこの5月にsame-sex marriage(同性結婚)に支持を表明した。つまり、クラフト社としても早々にこの流れに乗ろうとしているわけだ。
ワシントンポストは、What’s next? Probably more gay advertising.と結論づけている。
とここまでは、普通の記事。
同性愛に反発する保守派の連中は、収まらない。One Million Momsなどの団体は製品ボイコットを示唆して息巻いており、“This is absolutely disgusting!!! Vote with your dollar, I will NEVER buy anything Kraft Foods again.”(全く吐き気がする。カネで投票するならば、私は以後一切クラフトの製品を買いません)という。
だが、捨てる神あれば、拾う神あり。“Don’t worry about them people boycotting you Oreo - I never bought a single cookie from you and now I will.”(心配しなくてもいい。オーリオのボイコットなんか。わたしはこれまで勝ったことないけど、今は買うことにします)という声も。
7色のクリームのオレオも売り出されるのかしら?
0 件のコメント:
コメントを投稿